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ツアー名

歴史パノラマ探訪〜ペリリュー戦跡編

ツアー日程 2018年3月21日(水)〜3月25日(日) 5日間

3月23日(金)

08:20 千人洞窟 北地区隊(独立歩兵第346大隊=引野大隊)本部

全長90m、内部は11区分に分かれている

  • イメージ入り口
  • イメージビール瓶 錨マークの食器
  • イメージ米軍火炎放射器の痕
  • イメージ水戸山の海軍陣地・銃眼口群
  • イメージ北波止場を制圧する水戸山のトーチカ

北地区隊 556名

隊長:独立歩兵第346大隊長・引野 通広少佐
第1中隊長:畠福一中尉、第2中隊長:前田健三大尉、第3中隊長:中村富太郎大尉、歩兵第2聯隊・野砲第1中隊、歩兵第2聯隊・衛生中隊の1部
装備:47粍速射砲1門、37粍速射砲1門、高射機関砲7門、軽機関銃4丁

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海軍監視哨

09:00 遊撃戦 三十四会壕跡

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34士の洞窟の1つ(内部は意外と広い)

34名は湿地帯に散在する自然洞窟に隠れ、衣食は米軍から奪い、洞窟内には1年分程の物資を貯蔵、付近に水源が有ったので、生き延びる事が出来た。

34士名簿

山口 永、永井 敬司、福井 一孝、相川 勝、片岡 一郎、高瀬 正夫、千葉 千吉、斉藤 平之助、鬼沢 広吉、武山 芳次郎、飯島 栄一、梶 房一、原 裕、土田 喜代一、滝沢 喜一、程田 弘、岡田 茂、濱田 茂、塚本、忠義、富安 博、横田 亮、高田 誠二、亀田 長成、石橋 孝夫、森島 通、波田野八百作、石井 慎、落合 平吉、上間 正一、浅野 三郎、宮里 真勇、町田 宗繁、知念 福樽

<山口 永氏の父上から永氏宛ての手紙文>

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拝啓、時下櫻花開き多忙の期節となりました。お前には元気との事家内一同よろこび居ります。扨て日本は昭和20年8月15日天皇陛下の命によって終戦となり今は平和なる農業国となって居りお前と友人の根本祐治君や山口六郎君復員して職務に従事して居るのであります。君は米軍に抵抗して居るとの事でありますが、其のやう事は寸時も早く止めて米軍の光栄により1日も早く帰国せられ楽しき生活をせられんことを家内一同待ち受けて居る次第であります。先ずは健康を祈る。

早々不一

昭和弐弐年4月16日 父より 印

永へ

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米軍司令部前で山口永少尉以下28名が整列し行われた帰順式

09:50 米軍LVT(5—L)

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10:00 LVT2輌

LVT-4 アムトラックの諸元

乗員配置:操縦1名、射手2名、搭載30名
全長:7.95m 全幅:3.25m 全高:2.49m 重量:16.5t 装甲:6-13mm
主武装:50口径12.7mmM2HB機関銃 副武装:30口径7.62mmM1919A4機関銃
速度:32km/h 水上12km 行動距離:240km 水上80km 
エンジン:ライト製W670 7気筒 250hp

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LVT(A)-4アムタンクの諸元

乗員配置:指揮官、射手2名、操縦士2名、補助1名
全長:7.95m 全幅:3.25m 全高:3.1m 重量:18.1t 装甲:6-38mm
主武装:M3 75mm砲、副武装:30 口径7.62mm M1919A4 機関銃
速度:49km/h 水上11km 行動距離:200km 水上120km
エンジン:ライト製W670 7気筒 250hp

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ウルムブロゴル山南端・中山(死の谷付近)

10:10 LVT(A)—1(1942年 装甲化標準型)

火力支援用LVT—2を元37mm砲搭載車

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  • イメージ砲塔に残る米軍の星マーク
  • イメージ車体番号:12G338

10:15 短20糎砲

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砲身(10m)を2.4mの砲身に改造した短20糎榴弾砲 最大射程7000m、砲弾重量47kg

10:30 シャーマン戦車

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我軍陣地を偵察中に機雷を改造した地雷に触れ横倒。

大山

10:50 米第1海兵師団碑

  • イメージFirst of the first GUADAL CANAL  READY TO FIGHT
  • イメージ第一海兵師団記念碑
  • イメージ標高90mの観測山(崖尾根)を望む
  • イメージ米軍進攻地域を望む

10:55 ペリリュ神社

  • イメージ皇后陛下御歌
  • イメージ天皇陛下御製

米太平洋司令長官・ニミッツ碑

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TOURISTS FROM EVERY COUNTRY WHO VISIT THIS ISLAND SHOULD BE TOLD HOW COURAGEOUS AND PATRIOTIC WERE THE JAPANESE SOLDIERS WHO ALL DIED DEFENDING THIS ISLAND

PACIFIC FLEET COMMANDERT IN CHIEF(USA) C.W.NIMITS

<訳文>
諸国から訪れる旅人たちよ、この島を守るため日本軍人がいかに勇敢な愛国心をもって戦い、そして玉砕したかを伝えられよ。 米太平洋艦隊司令長官 C.W.ニミッツ

11:05 中川大佐終焉の地と言われていた所

11:30 中川大佐終焉の壕

  • イメージ中川大佐終焉の壕 見取り図
  • イメージ中川大佐終焉の壕 見取り図
  • イメージ村井権治朗中将遺影
  • イメージ終焉壕入り口
  • イメージ終焉壕内部
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壕前でご英霊に対し、国歌と海ゆかばを斉唱し、黙祷を捧げる。

昭和19年11月18日 早朝

中川大佐からパラオの井上中将宛て電文

大命ヲ拝シ、軍旗ヲ奉ジテペリリュー島守備ノ任ニツキ、戦闘開始以来ココニ2ヵ月余、コノ間忝ケナクモ十度ノ御嘉賞ノ御言葉ヲ拝シ、誠ニ恐懼感激惜ク能ワズ。
且ツ感状ヲ授与セラレ、将兵ト共に数々ノ君恩聖慮ト光栄トニ感奮、任務ノ達成ヲ期セシニ、今ソノ大任ヲ完遂シ得ズ。光輝アル軍旗ト幾多ノ股肱トヲ失イ奉リ、誠ニ申訳ナシ。 全国護国ノ鬼ト化スルモ、七度生レテ米奴ヲ鏖殺(おうさつ)セン。
ココニ皇恩ノ益々御隆昌ヲ祈念スルト共ニ、皇軍ノ必勝ヲ確信、益々発展ヲ祈ル。
コノ間ニアタリ、上司、集団、各隊各位カラノ絶エザル御指導ト御激励トニ対シ、満腔(まんこう)ノ謝意ヲ表スルト共ニ、愈々御発展ヲ祈ル。最後ニ集団司令官閣下ノ御武運と長久と集団ノ御発展ヲ祈ル。 本電報ハ最期ニ発信スベキモノナルモ、通信ノ断絶保シ難キ現況ニアルヲモッテ発信スルニツキ、ソノママ保管セラレ、最後ニ公開相成度。

中川聯隊長

昭和19年11月19日 12時

パラオ集団司令官 井上中将から中川聯隊長宛電文

驕敵ヲ眼前ニ邀(むか)エテ以来、激戦ヲ続クルコト正ニ七旬ニ及ブ。コノ間、村井少将指導・中川大佐指揮ノモトニ、地区隊全将兵、純忠ノ赤誠ニ死生ヲ忘レ、ヨク皇軍ノ神威ヲ発揮セリ。台湾沖、比島方面神鷲(かみわし)ガ必死必殺ノ体当リモ、レイテ島上精強陸兵ガ肉弾決死ノ力攻モ、トモニ貴地区将兵ガ先駆トシテ垂レタル範ニ隋(したが)ウモノニホカナラズ。今ヤ大東亜戦争ノ第三段階ハ、正ニ貴地区全員ノ尽忠殉国ノ至誠を先駆トシ、万死報国ノ実践ヲ最初ノ礎石トシテ輝ヤカシク眼前ニ展開セラレントス。予マタ集団全将兵ト共ニ必死モッテ国難ヲ救イ、欣然モツテ貴地区ノ誠忠ニ続カントス。タダ願ワクバ七生報国、タダ祈ルハ皇国ノ弥栄、タダ誓フハ靖国ノ杜ニオケル再会ノミ。最後マデ神明ノ加護、ワレラ皇軍ノ上ニアリ。戦争究極ノ勝利、必ズ皇国ノ手中ニ帰スルヲ確信シツツ、純忠ノ至誠ニ生キントス。マタ通信の断絶ニ対処シテ最期ノ誓イヲ贈ル。

パラオ集団司令官 井上中将

11月22日 午前7時40分

中川地区隊長からパラオ集団高級副官橋本津軽少佐宛て

通信断絶ノ顧慮大トナレルヲ以テ、最後ノ電文ハ左ノ如クイタシタク、承知相成リタシ。
1.軍旗ヲ完全ニ処置シタテマツレリ。 1.機秘密書類ハ異常ナク処理セリ。
右ノ場合サクラヲ連送スルニツキ報告相成リタシ

11月24日 午前8時

パラオ第14師団司令部受電

1.軍旗ヲ完全ニ処置シ奉レリ 2.機秘密書類ハ異状ナク処理セリ

11月24日 午前10時30分

中川大佐よりパラオ集団参謀長・多田大佐宛て至急電

敵ハ22日以来、我ガ大山主陣地中枢ニ侵入、昨23日、各陣地ニ於テ激戦シツツアリ。
本24日以降、特ニ状況カラ見テ陣地保持ハ困難ニ到ル。 地区隊現有兵力、健在者約50名、重軽傷者70名、計120名。 兵器ハ小銃ノミ、同弾薬約20発、手榴弾、糧秣オオムネ20日以降皆無。地区隊ハ本24日以降、統一セル戦闘ヲウチキリ、残ル健在者約50名ヲ以テ、遊撃戦闘ニ移行、飽クマデ持久ニ徹シ、米奴撃滅ニ邁進セシム。重軽傷者中、戦闘行動不能ナル者ハ自決セシム。重傷者中約40名ハ、目下戦闘中ニシテ依然主陣地ノ一部ヲ死守セシム。将兵一同、聖寿ノ万歳ヲ三唱、皇運ノ弥栄ヲ祈願シタテマツリ祖国ノ益々発展ヲ祈ル。

11月24日 午後4時

大山戦闘指揮所洞窟で、軍旗及び秘密書類を焼却した大佐はパラオ宛て打電。

サクラ サクラ

11月24日 午後5時

中川守備隊長名でパラオ集団に送られた最期の電文

遊撃隊ノ編成完了、断固徹底セル攻撃戦闘ニ移ルニ決ス。爾今主トシテ敵幹部及ビ敵ヲ随所ニ奇襲シ、以テ中川地区隊長ノ意志ヲ敬重シ、持久ニ徹セヨトノ集団司令官ノ意図ニ沿ワン。遊撃隊ハ一同志気旺盛、闘魂ニ燃エ、神出鬼没、敵ノ心胆ヲ寒カラシメン。必ラズヤ夜鬼トナリテモコレガ粉砕ヲ期ス。 通信断絶ノタメ、本日ヲ以テ連絡期シ難ク御了承乞フ。

11月24日 午後5時30分

最後の決死隊からパラオ本島へ打電

本24日以降、生存者ニシテ遊撃戦闘ヲ続ケル准尉以上左ノ如シ
大尉:根本 坂本 阿部 中尉:中須 村堀 塚田 岡田 関根 烏丸
少尉:細田 糸部 田村 軍医中尉:分田 繁田 元山 准尉:佃田 石田 カタバミ
カタミ 主計准尉:大木 衛生准尉:床井 当隊及ビ配属部隊ノ准尉以上ニシテ、本報告者ハ各地区ノ戦闘ニ於テ戦死セルコト確実ナルモノノゴトシ

11月24日 午後6時

遊撃隊からパラオ本島宛て

18時ヨリ遊撃戦ニ移行ス 遊撃隊長 根本大尉ヨリ根本大尉以下56名17組24日1700編成完了。主トシテ敵幹部及ビ兵員ヲ随所ニ奇襲しシ、以テ地区隊長ノ遺志ヲ継承シ持久ニ徹シ、集団司令官閣下ノ御意図ニ副ワン。遊撃隊員ハ一同、志気旺盛、闘魂ヲ燃シ、神出鬼没、敵ノ心胆ヲ寒カラシム。夜鬼とナリ、之が粉殺を期セントス。通信断絶ノ為本日以降連絡期シ難キモ、御諒解ヲ乞ウ。最後ハ何等カノ方法ヲ以テ報告致度。

12:25 海軍防空壕

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12:40 昼食(マユミイン) カレーライス

13:40 ペリリュー島・北港出

14:50 コロール島到着 預けていたパスポートを受領


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