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ツアー名 | 歴史戦シリーズ 極東ロシア編 |
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ツアー日程 | 8月7日(日)〜8月11日(木) 5日間 |
成田・ハバロフスク
14:50 S7(シベリア航空)568便でハバロフスクへ。機種:A320
- (機内食)
18:30 ハバロフスク着。
@日本語ガイド:Ms Aleksandra Makhrakova(サーシャさん)
御茶ノ水女子大学に2年留学、東京外国語大学研修生として日本語を学ぶ。
<ハバロフスク>
- 北緯48度42分 東経135度12分 アムール川右岸中流域でウスリー川との合流点の下流に位置する。首都モスクワからは、シベリア鉄道経由で8,523km モスクワとの時差7時間。
- 支那領からは僅か30q、支那名は伯力
- 面積:市域・372km2
- 標高:72m
- 人口:577,345人(2008年)
- 気候:真夏の気温 18℃〜32℃ 真冬の気温 −18℃〜−32℃
- ロシア領土を区分する8連邦管区の1つの極東連邦管区の本部設置都市。
ハバロフスクの他に極東連邦管区の主な都市はウラジオストク(裏塩斯徳)
ユジノサハリンスク(樺太・豊原)がある。
<ハバロフスクの歴史>
- 1858年アムール川・ウスリー川の合流点にロシア帝国が監視所を置き、17世紀のロシア探険家エロフェイ・ハバロフにちなんで「ハバロフカ」と命名。
(ハバロフはアムール川探検時、現在のハバロフスク付近のアチャンスクに要塞を築き、植民地化するよう目論むが清軍等の攻撃により放棄) - 1860年北京条約によりアムール東岸(右岸)地域は清からロシアに割譲された。
- 1895年ハバロフスクと命名され、ロシアの極東進出の拠点となる。
- 1916年アムール川鉄橋が完成、シベリア鉄道国内線が完成。
- 1917年ロシア革命勃発、極東地域は反革命軍により制圧される。
- 1918年シベリア出兵の我軍が占領、1920年極東共和国成立。
- 1922年我軍のシベリア出兵終了と共に、ソ聯の支配下に入る。
- 2000年プーチン大統領が連邦管区制を導入、極東連邦管区本部設置。
<我が国との関係>
- ロシ革命(大正6年・1917)以前の明治末から昭和初期まで約600人の我居留民が滞在、商業・運輸等のサービス業に従事していた。
- 代表的人物の竹内一次は、明治29年(1896)ハバロフスクに渡航し、写真屋を開業、明治43年(1910)外国人として初めてハバロフスク・ウスペンスキー教会保有地にロシア正教の許可で大日本帝国極東貿易を設立。
大日本帝国極東貿易の建物は、ホテル・百貨店・レストラン機能を持つ複合ビルで、スイスの貴金属商ローゼンベルグ商会と組み貴金属を販売、その他衣服・靴・雑貨等を販売。 - 大正7年(1918)から大正9年(1920)、我軍がハバロフスクを占領。
- 大東亜戦争・終戦後のシベリア抑留で当地附近でも我将兵が強制労働を強いられ、多数が没した。
- 昭和31年(1956)日ソ国交回復後、昭和36年(1961)横浜・ナホトカ間の定期航路が開設され、ナホトカで入国の外国人は列車でハバロフスクに向かうよう指定され、極東ロシアの中心地となる。
- 昭和40年(1965)新潟・ハバロフスクの姉妹都市提携が調印された。
- 昭和48年(1973)新潟・ハバロフスク間の定期航空路開設(SU・JL)
- ソ聯崩壊後の平成5年(1993)我総領事館設置。
20:10〜20:30 日本人墓地
- ロシア人墓地の一角の木立の中にシベリア抑留で亡くなった300名の我将兵の墓と慰霊が有り、黒い鉄柵に囲まれていた。
- 国家「君が代」と「海行かば」合唱し、靖国神社の神酒を墓標に注ぎ御霊をお慰めした。
19:00 夕食「Russkiy」
フルーツコンポート:山菜サラダ チキンロール ロシア風水餃子(ペリメニ) アップルパイ
21:50 パレス ホテル(旧迎賓館)着。
- (パレスホテル外観)
- (入口ホール)
- (フロント)
09:00〜09:40 ホテル出発(徒歩)
*アムール河(全長:4,400km 現在地川幅:1.5km 水深:10m)
アムール(中国名:黒河 現地語:こんにちは)
コムソモリスク広場
1891年ハバロフスク最古地区の広場にて挙行されたシベリア鉄道起工式にニコライ皇太子(ニコライ2世)が出席。
*ウスペンスキー寺院(聖母の眠る寺院)
- ウスペーンエとはロシア古語で「眠る」の意味。
- ウスペンスキー寺院はロシア各地に存在するが、当寺院は革命で破壊され、ソ聯崩壊後、当時の設計図で再建された。
*国内戦で戦死の赤軍将兵とパルチザンを偲ぶ記念碑。
*帝政ロシアからソ聯邦時代の戦争記念碑。
- (1945年8月9日・ソ聯侵攻のレリーフ)
09:45 ビアチェンコ大尉像(1858年ハバロフスクに上陸)